
樫塚弁護士は、ミネルヴァ法律事務所内部で事務処理を見ていたはず
破産したミネルヴァ法律事務所に依頼をしていたが、5月に樫塚法律事務所に契約を移行するように言われたという方が、相談にいらっしゃったり、実際に、当事務所に依頼変更をされたりしております。
その関係で移行したという樫塚法律事務所というのがどういう事務所かをネットで確認しようとしたら、樫塚法律事務所ではない別のHPがありました。
過払い金の宣伝広告用のHPだと思うのですが、【樫塚紘之法律事務所の口コミ・評判|依頼先の変更はできる?】という記事です。
参考:http://ncwta-triangle.org/kashiduka/
Twitterの口コミ・評判のまとめ
下記のようなミネルヴァ法律事務所関連のツイッターを引用しつつ、
”東京ミネルヴァ法律事務所の代表である川島浩弁護士が病気であることを理由に、過払い金請求や債務整理を依頼していた相談者へ5月くらいから樫塚紘之弁護士事務所へ移管する通知を送って、樫塚紘之弁護士事務所で引き続き業務がおこなえるよう手続きをしていたようです。しかし、いきなり移管の通知が届いたということで依頼者はかなり困惑していたことが口コミ・評判よりわかります。”
として、これを「まとめ」としておりますが、正直、何が「まとめ」なのか良く分かりません。困惑も何も、そもそも、契約の一方当事者が勝手に契約を移管する事なんてできません。
【樫塚紘之弁護士の経歴について】について
続けて、【樫塚紘之弁護士の経歴について】として、
”若さを生かしてアグレッシブに活動されており、過去には岩手朝日テレビの『知って納得!相談して解決!お金の話』という番組の出演経験もあります。”
”弁護士法人東京ミネルヴァ法律事務所時代には、過払い金請求や債務整理といったの借金問題をはじめ、不動産登記・相続やB型肝炎給付金などの法律相談会を全国各地で開催して非常に多くの相談者の悩みを解決されてきています。”
と樫塚弁護士を評価しておりますが、
「若さを生かしてアグレッシブに活動」
「非常に多くの相談者の悩みを解決」
って、何をもってこのような評価につなげているのかは不明です。
樫塚法律事務所の樫塚弁護士は、ミネルヴァ法律事務所内部で事務処理を見ていたはずですが、そのことについては、何も説明しておりません。
それでいて、なぜ、”ミネルヴァと全く無関係だ”と言えるのかが、まずもって依頼者の方にはよく分からないはずです。
それでいて、大丈夫です、安心してください、と言われても、依頼者の方が不安に思うのは当然です。
例えば、
「僕は、こんなことは良くないから辞めようと言ったのに、代表とか広告会社の社長から断られた」
とか
「迷惑をかけた事務所に所属する私は、一度、暫定的に引き継いでいるだけで、依頼者のご要望に従い、適宜、返金・引継ぎしていきます」
とか、何か説明がないと評価しようがないでしょう。
こういう説明があれば、ああミネルヴァ法律事務所は滅茶苦茶だったけど、樫塚法律事務所は良い事務所だなあ、となるはずです。
「Yahoo!知恵袋の口コミ・評判のまとめ」について
他方で、「Yahoo!知恵袋の口コミ・評判」については、
”樫塚弁護士は破産した東京ミネルヴァ法律事務所から独立した弁護士なので、不信感を抱かれている依頼者もかなり多いですね。
中には、解約の申し出をしたところ契約取り交わしの際に約束した着手金を全額支払いするよう請求された方も多いみたいです。
しかし、交渉次第では着手金の振込なしで解約をしてくれるようですので、樫塚紘之法律事務所を解任して他の司法書士・弁護士事務所へ依頼されたい方は、一度、樫塚紘之法律事務所に着手金の支払いについて相談をされることをおすすすめします。”
と述べており、良いも悪いも述べておりませんが、不信感も何も、これだけ不安を与えておいて、依頼者の方が解除を申し出たら、着手金を一括請求するなんて、まともな神経ではありません。
当然、全額の返還を求めましょう。
そもそも、樫塚法律事務所はすべてのミネルヴァ案件は引き継いでいません。
もう、すでにミネルヴァで過払い金の回収は終わっているのに、それを使い込んでしまったという案件は置き去りにしております。
まだ、依頼者に請求できる案件だけを引き継ごうとしたのですから、そんな事務所に依頼者の方が遠慮する必要はありません。
ミネルヴァ案件について別の事務所に再相談する際に事前に確認しておくこと
・ミネルヴァ法律事務所(樫塚法律事務所)の委任契約書
・(送金・支払いがあれば)送金・支払いの履歴(通帳・振り込み票等)
・ミネルヴァから送られてきた債務整理の進捗に関する書面・メール
その他、受任に至る際に説明されたメールや電話等を自分なりにまとめておいてください。